「方(かた)を付ける」は、金銭的に決着を図る場合について使われる言い回し。
- 物事を処理する
- 争いごとなどを解決する。特に「金で方を付ける」などといった具合に、金銭的に決着を図る場合について使われる言い回し。
- 仕事や課題などを終わらせる。
- 荷物などを整理する。
例
- 社長は、社員間の争いごとは金で方を付けてしまった。 (Shachō wa, shain kan no arasoi goto wa kane de kata o tsukete shimatta.)
- 締め切りが近いので、仕事を早めに方に付けたい。 (Shimekiri ga chikai no de, shigoto o hayaku kata o tsuketai.)
- 引っ越しの準備で、荷物を方に付けようとしている。 (Hikkoshi no junbi de, nimotsu o kata o tsukeyō to shite iru.)
- 人を殺す
- この意味で使われる場合は、主に時代劇や小説などで見られます。
- 斬首などの方法で人を殺すという意味合いになります。
例
- 侍は、悪人を方に付けてしまった。 (Samurai wa, akunin o kata o tsukete shimatta.)
- 忍者たちは、敵を方に付けて、任務を遂行した。 (Ninja-tachi wa, teki o kata o tsukete, ninmu o suikō shita.)
補足
- 「方(かた)」は、「方向」という意味だけでなく、「手段」や「方法」という意味も持ちます。
- 「付ける」は、「つける」だけでなく、「終わらせる」という意味も持ちます。
全体として、「方(かた)を付ける」という言葉は、状況によって様々な意味を持つ表現です。
「片を付ける」という書き方も一般的ですが、意味合いは変わりません。