「鼻を突く」は、強いにおいが鼻を刺激することを意味する慣用句です。
主に、以下のような状況で使われます。
- 料理や香料などの良い香り
- 香水や芳香剤などの強い香り
- 排気ガスやタバコの臭いなどの不快な香り
「鼻を突く」のポイントは、においが非常に強いことです。
「ほんのり香る」や「かすかに漂う」といったような、弱いにおいには使いません。
例文
- 良い香り
- 焼き立てパンの香りが鼻を突く。
- フレッシュなバラの香りが鼻を突く。
- バニラの甘い香りが鼻を突く。
- 強い香り
- 香水がきつすぎて、鼻を突く。
- 芳香剤の香りが強すぎて、頭が痛くなりそう。
- 排気ガスの臭いが鼻を突いて、むかむかする。
- 不快な香り
- 生ゴミの臭いが鼻を突く。
- タバコの臭いが鼻を突いて、気持ち悪い。
- 靴下の臭いが鼻を突いて、吐きそうになる。
「鼻を突く」の類義語
- 鼻を刺す
- 鼻につく
- 鼻が曲がる
- むせる
- 吐き気がする
「鼻を突く」の対義語
- ほのかに香る
- かすかに漂う
- さわやか
- 心地よい
- 癒される
その他
「鼻を突く」は、「鼻」と「突く」という二つの言葉から構成されています。
- 「鼻」は、においを嗅ぐ器官です。
- 「突く」は、棒の先で強く押すという意味ですが、ここではにおいが強く刺激するという意味で使われています。
つまり、「鼻を突く」は、においが非常に強く、鼻を刺激することを意味しているのです。
「鼻を突く」は、視覚的な表現ではなく、嗅覚的な表現であることに注意が必要です。
例えば、「派手な服装で目立つ」という場合は、「鼻を突く」ではなく、「目立つ」という表現を使います。
また、「鼻を突く」は、必ずしもネガティブな意味合いではありません。
良い香りを表す場合にも使うことができます。
しかし、一般的には、不快なにおいを表す場合に使われることが多いです。
「鼻を突く」を使う際には、においの強さと文脈に注意して使いましょう。