「軍門に降る」は、戦いに敗れて敵に降伏するという意味のことわざです。
「軍門」は、敵の陣営の入り口のことです。
「降る」は、身をかがめるという意味ですが、ここでは「屈服する」という意味で使われています。
つまり、「軍門に降る」は、敵の陣営の入り口まで行き、身をかがめて屈服するという意味であり、戦いに敗れて完全に降伏したことを表します。
具体的には、以下のような状況で使われます。
- 戦争に負けて、敵の捕虜になったとき
- 武力衝突で敗北したとき
- 勝負事に負けて、相手に従うことになったとき
例文
- 敵軍はついに軍門に降った。
- 彼らは最後まで抵抗したが、最終的には軍門に降った。
- 私は彼の論理に圧倒され、軍門に降った。
「軍門に降る」は、以下のような意味合いで使われることもあります。
- 議論などで相手の意見や立場を認めてそれに従う
- 自分の非を認めて謝罪する
- 困難に屈服する
このことわざは、戦国時代の日本が発祥と言われています。
当時は、戦いに敗れた武将は、敵の陣営の入り口まで行き、身をかがめて降伏するのが一般的でした。
現代社会でも、「軍門に降る」は、様々な場面で比喩的に使われています。
例えば、ビジネスやスポーツ、人間関係などにおいても、自分が不利な状況になったことを認め、相手に屈服することを表すことがあります。
以下は、「軍門に降る」の類義語です。
- 降伏する
- 屈服する
- 諦める
- 負けを認める
- 白旗を上げる
以上、「軍門に降る」の意味と使い方でした。