「秋霜烈日」は、秋の厳しい霜と夏の烈(はげ)しい日の意から、刑罰・権威・節操などが厳しくおごそかであることのたとえです。
読み方
- しゅうそうれつじつ
歴史的な用例
江戸時代の武士道において、「秋霜烈日」は、厳格な規律や強い意志を象徴する言葉として使われていました。
また、明治時代以降は、法曹界でも「秋霜烈日」という言葉が使われるようになりました。これは、法の支配や司法の公平性を表現するためです。
現代的な用例
現代では、「秋霜烈日」という言葉は、厳しい状況や困難な状況を表現する際にも使われます。
例えば、受験勉強やダイエットなど、何かを成し遂げるために努力している状況を、「秋霜烈日」と表現することがあります。
例文
- 新任の社長は、「秋霜烈日」の決意で社内改革を進めた。
- 厳しい寒さの中、彼は「秋霜烈日」の覚悟で登山を続けた。
- 彼女は「秋霜烈日」の精神で、司法試験合格を目指して勉強を続けた。
類義語
- 鉄石心腸
- 厳正
- 公平
- 厳格
- 峻厳
対義語
- 甘え
- 偏見
- 不正
- 寛大
- 融通
その他
「秋霜烈日」は、四字熟語としてだけでなく、慣用句としても使われます。
例えば、「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)の法(ほう)」は、「厳正な法の支配」という意味になります。
まとめ
「秋霜烈日」は、厳しさや強さを表現する際に効果的な言葉です。
状況に合わせて、適切な意味合いを理解して使うようにしましょう。