「目も当てられない」は、見るに堪えないほど悲惨な様子を表す慣用句です。
読み方
- めもあてられない
意味
「目も当てられない」という言葉は、あまりの悲惨さやむごさのために、目を向けることさえできないという意味です。
語源
「目も当てられない」という言葉の語源は、江戸時代の浄瑠璃や歌舞伎にまで遡ります。
これらの演劇では、殺戮や惨劇などの場面を表現するために、この言葉がよく使われていました。
使い方
「目も当てられない」という言葉は、災害や事故などの悲惨な状況を形容する際に使われます。
また、人間関係や社会問題など、深刻な問題を表す際にも使われることがあります。
例文
- 地震で街は壊滅状態となり、「目も当てられない」惨状が広がった。
- 事故現場は「目も当てられない」ほど悲惨で、多くの犠牲者が出ている。
- 貧困や差別によって、多くの人々が「目も当てられない」苦しみを味わっている。
類義語
- 悲惨
- むごい
- 凄惨
- 惨状
- 痛ましい
対義語
- 美しい
- 楽しい
- 幸せ
- 平和
- 安らぎ
その他
「目も当てられない」という言葉は、非常に強い表現であるため、軽々しく使うべきではありません。
使う際には、状況の重大性を十分に理解した上で、適切な表現であるかどうかを判断することが大切です。
まとめ
「目も当てられない」という言葉は、悲惨な状況を表現する際に効果的な慣用句です。
しかし、強い表現であるため、使う際には注意が必要です。