「十人十色」は、人それぞれ考えや好み、性格などが異なることを意味する四字熟語です。
読み方
- じゅうにんといろ
語源
「十人十色」という言葉の由来は、中国の宋代に書かれた書物『容斎随筆(ようさいずいひつ)』に記載されている故事とされています。
この故事によると、ある人が十人の画家に同じ風景を描かせたところ、十人十色で全く異なる絵になったという。
このことから、「十人十色」という言葉が生まれ、人それぞれ考えや好み、性格などが異なることを表すようになりました。
使い方
「十人十色」という言葉は、人それぞれの個性を尊重するという意味で使われます。
例えば、
- 同じ家族でも、「十人十色」で性格や考え方が異なる。
- ファッションや趣味も、「十人十色」で人それぞれだ。
- 子育ての方法も、「十人十色」で正解はない。
のように、様々な場面で使われます。
例文
- 子供たちは「十人十色」なので、それぞれに合った教育方法を見つけることが大切だ。
- 社員一人一人が「十人十色」の個性を持っていることを理解し、尊重することが重要だ。
- 世の中は「十人十色」なので、自分の意見ばかり押し通そうとすべきではない。
類義語
- 千差万別
- 各色各様
- 万紫千紅
- 五花八門
- 多種多様
対義語
- 一様
- 同じ
- 画一
- 一律
- 単調
その他
「十人十色」という言葉は、日本でも古くから使われており、非常にポピュラーな四字熟語の一つです。
人それぞれの個性を尊重することが大切だという考え方を表しており、様々な場面で役立つ言葉です。
まとめ
「十人十色」は、人それぞれ考えや好み、性格などが異なることを意味する四字熟語です。
人それぞれの個性を尊重することが大切だという考え方を表しており、様々な場面で役立つ言葉です。