十年一日とは、長い間ずっと同じ状態にあること。変化がなく、進歩や発展がないさま。また、一つのことを忍耐強く守り続けること。
語源
「十年」と「一日」を対比させることで、長い時間経過にもかかわらず、変化がない様子を強調しています。
使い方
- 彼は十年一日、職務に精励した。
- この職にあること十年一日の如し
- 彼は十年一日の如く職務を尽した
例文
- 山奥の村は、十年一日と変わらない静かな暮らしが続いている。
- 彼女は、十年一日と絵筆を握りしめ、画家としての夢を追いかけ続けた。
- 会社の経営状況は、十年一日と低迷している。
類義語
- 一貫している
- 変わらない
- 同じ
- いつも通り
- 昔ながら
対義語
- 変化する
- 進歩する
- 発展する
- 違う
- 新しい
その他
「十年一日」という言葉は、長い時間経過にもかかわらず、変化がない様子を強調したいときに使われます。
良い意味でも悪い意味でも使われることができ、文脈によって解釈が変わります。
まとめ
「十年一日」は、長い間ずっと同じ状態にあることを表す慣用句です。
変化がなく、進歩や発展がないさまを表すだけでなく、一つのことを忍耐強く守り続けることも表します。