「重箱の隅をつつく」は、些細なことにこだわる、揚げ足を取る、難癖をつけるという意味の慣用句です。
重箱とは、おせち料理などを詰める段重ねの容器を指します。重箱の隅は、料理が入っていない部分であり、取るに足らない部分という意味合いになります。
つまり、「重箱の隅をつつく」は、誰も気にしないような些細なことにわざわざ注目し、難癖をつけるという行為を表現する言葉なのです。
例文
- 彼の話はいつも重箱の隅をつついて、揚げ足を取るようなものばかりだ。
- 契約書の内容を重箱の隅をつつくように細かくチェックした。
- 先生の採点はいつも重箱の隅をつついて、厳しかった。
使い方の注意点
「重箱の隅をつつく」は、ネガティブな意味合いの言葉であることに注意が必要です。誰かに対して使う場合は、相手を不快にさせてしまう可能性があるため、慎重に使うことが大切です。
また、些細なことにこだわるというポジティブな意味合いで使われることもあります。例えば、研究者などが論文の内容を綿密に検討する場合などに、「重箱の隅をつつくような調査」という表現が使われます。
類義語
- 揚げ足を取る
- 難癖をつける
- 小言を言う
- ケチをつける
- 細部までこだわる
英語表現
- nitpick
- find fault with
- be critical of
- split hairs
- quibble
まとめ
「重箱の隅をつつく」は、些細なことにこだわる、揚げ足を取る、難癖をつけるという意味の慣用句です。使う場合は、ネガティブな意味合いであることに注意し、慎重に使うことが大切です。
参考URL:
「重箱の隅をつつく」の使い方について - コワーキングスペース・シェアオフィスのSTAYUP | 開放感抜群のデザイナーズオフィス