「天涯孤独」は、身寄りや頼る人が一人もいない状態を指す四字熟語です。
語源
- 天涯: 空の果てまでの意味
- 孤独: ひとりぼっちであること
意味
- 血縁関係にある人が、この世に一人もいない境遇であること。身寄りのひとりもいないこと。
- 故郷を遠く離れて、ひとりで暮らすさま。
使い方
- 両親を亡くし、天涯孤独の身となった。
- 戦争で家族を失い、天涯孤独となった。
- 高齢になり、天涯孤独で暮らすのは寂しい。
例文
- 例文1: 彼は幼い頃に両親を亡くし、天涯孤独の身となった。
- 例文2: 戦争で家族を失い、天涯孤独となった彼女は、その後苦労して一人娘を育て上げた。
- 例文3: 高齢になった両親は、子供たちが独立してしまい、天涯孤独で暮らすことになった。
類義語
- 孑然一身
- 孤児
- 独りぼっち
- 孤立無援
- 頼りない
対義語
- 家族持ち
- 子孫繁栄
- 身寄りがある
- 頼りになる
その他
「天涯孤独」という言葉は、寂しさや悲しみといった感情を伴うことが多いです。
しかし、必ずしもネガティブな意味合いばかりではありません。
例えば、一人旅や修行など、あえて「天涯孤独」の状態を選ぶこともあります。
それは、自分自身と向き合い、内省を深めるための貴重な経験となるからです。
まとめ
「天涯孤独」は、人生における様々な側面を表す言葉です。
ネガティブなイメージも伴いますが、自分自身を見つめ直す機会としても捉えることができます。