「天下太平」は、全国に争い事や揉め事が起こらず(起きても少なく)に、良い治安、安定した社会秩序がある事を言う四字熟語です。「天下泰平」とも書きます。
意味
- 世の中がよく治まり、穏やかな様子
- 何事もなく無事に治まって平和であること
- 悪いことが続いた後に良いことが訪れること
使い方
- 新年を祝う言葉として使われることが多い。
- 困難を乗り越えて希望が訪れることを表す。
- 悪いことが続いた後に良いことが起こることを表す。
例文
- 今年も「天下太平」を迎え、良い年になることを願っています。
- どんな困難も必ず乗り越えられる。「天下太平」の精神で頑張ろう。
- 悪いことが続いたが、ついに「天下太平」の兆しが見えてきた。
類義語
- 春風駘駘
- 万物更新
- 好転の兆し
- 苦難の先に光あり
- 否極泰来
対義語
- 窮冬至極
- 禍不単行
- 暗転
- 絶望
- どん底
その他
- 「天下太平」は、お正月飾りや絵画の題材としてもよく用いられます。
- また、企業の社是や商品の名前にも使われています。
まとめ
「天下太平」は、冬至を過ぎて日が少しずつ長くなり、春が訪れることを意味する四字熟語です。
易経の言葉であり、陰陽五行思想に基づいています。
新年を祝う言葉として使われることが多いですが、困難を乗り越えて希望が訪れることを表したり、悪いことが続いた後に良いことが起こることを表したりするなど、幅広い意味合いを持っています。