「日暮れて道遠し」とは、期限が迫っているのに、目標を達成するにはほど遠いことのたとえです。
意味:
- 日が暮れてきたのに、まだ目的地までの道のりが遠いことから、年を取ってしまったのに人生の目的がまだなかなか達せられないことを比喩する表現です。
- また、仕事などの期限が迫っているのに、目標を達成するにはほど遠いことのたとえにもなります。
由来:
- 中国の史記に由来する故事成語です。
- 伍子胥という人物が、楚の王から命を受け、呉の王を暗殺しようとした際に、日が暮れてきたのに目的地はまだ遠かったことから、自分の年齢を考えると、目的を達成するのは難しいと感じたことを語ったことから生まれたと言われています。
使い方:
- 年齢や時間の制約によって、目標を達成するのが難しいと感じているときに使用します。
- 諦めずに努力を続ける必要性を訴える場合にも使用できます。
- 状況によっては、ユーモアを交えて使うこともできます。
例文:
- 例文1:
50歳を過ぎて、ようやく自分のやりたいことが見えてきた。しかし、日暮れて道遠し。果たして実現できるのだろうか。
- 例文2:
プロジェクトの締め切りが迫っているのに、まだ半分しか終わっていない。日暮れて道遠しだが、最後まで諦めずに頑張るしかない。
- 例文3:
まだまだ勉強しなければならないことがたくさんある。日暮れて道遠しだが、一歩ずつ着実に進んでいこう。
類義語:
- 老い先短い
- 時間がない
- 目標達成が難しい
- 茨の道
- 難行苦行
対義語:
- 若さ
- 時間がある
- 目標達成が容易
- 坦々たる道
- 順風満帆
その他:
- 「日暮れて道遠し」は、人生の儚さや時間の大切さを教えてくれることわざです。
- 目標を達成するためには、年齢や時間の制約を言い訳にせず、今できることを精一杯努力することが大切です。