「耳をそばだてる」は、よく聞こうとして注意を向けること、耳を澄ませることを意味する慣用句です。
語源
「耳をそばだてる」の語源は、動物が獲物を狙って耳を立てる様子を表現したものです。
意味
- よく聞こうとして注意を向けること、耳を澄ませること。
- 興味や関心を持って、集中して聞くこと。
- 何かを聞き取ろうと、耳を傾けること。
使い方
- 子供たちは、サンタクロースの足音が聞こえるかのように、耳をそばだてていた。(Kodomotachi wa, Santa Kurōsu no ashi音がkikoeru ka no yō ni, mimi o sobたてて ita.) - 子供たちは、サンタクロースの足音が聞こえるかのように、耳をそばだてていた。
- 私は、先生の話を聞き逃さないように、耳をそばだてていた。(Watashi wa, sensei no hanashi o kikobosanu yō ni, mimi o sobたてて ita.) - 私は、先生の話を聞き逃さないように、耳をそばだてていた。
- 彼らは、盗賊が近づく気配を察知しようと、耳をそばだてていた。(Karera wa, tōzoku ga chikazu kizuhaio satsuchijō shiyō to, mimi o sobたてて ita.) - 彼らは、盗賊が近づく気配を察知しようと、耳をそばだてていた。
例文
- 例文1: 風の音に耳をそばだてると、遠くで海の音を聞くことができた。(Kaze no oto ni mimi o sobたてると, tōku de umi no oto o kiku koto ga dekita.) - 風の音に耳をそばだてると、遠くで海の音を聞くことができた。
- 例文2: 彼は、彼女のささやき声を聞き取るために、耳をそばだてた。(Kare wa, kanojo no sasayaki koe o kikitōru tame ni, mimi o sobたてた。) - 彼は、彼女のささやき声を聞き取るために、耳をそばだてた。
- 例文3: 子供たちは、試験の結果が発表されるのを、耳をそばだてて待っていた。(Kodomotachi wa, shiken no kekka ga happyō sa reru no o, mimi o sobたてて matte ita.) - 子供たちは、試験の結果が発表されるのを、耳をそばだてて待っていた。
類義語
- 耳を澄ます
- 耳を傾ける
- 耳をこらす
- 耳をダンボにする
- 全身耳になる
英語表現
英語では、「耳をそばだてる」に相当する単一の表現はありませんが、状況に応じて以下のような表現を使い分けることができます。
- Listen attentively: よく注意して聞く。
- Strain one's ears: 聞き取ろうと耳を澄ませる。
- Prick up one's ears: 興味を持って耳を傾ける。
- All ears: よく聞いている状態を表す。
- Be all ears: よく聞く準備ができている状態を表す。
その他
「耳をそばだてる」という言葉は、主に日常会話で使われます。
文章語ではあまり使われません。
また、この言葉はポジティブな意味合いだけでなく、ネガティブな意味合いでも使うことができます。
例えば、人の悪口を盗み聞きしようとする様子を、「耳をそばだてる」という表現で表すことがあります。
状況に合わせて適切な意味を理解することが大切です。