「腹の虫が治まらない」は、空腹感や食欲が強く、何かを食べたい気持ちを表す慣用句です。
語源
この慣用句の語源は、江戸時代まで遡ります。
当時は、医学的な知識がまだ十分に発達していなかったため、空腹感や食欲を「腹の虫」と表現していました。
そして、その虫が暴れるように強く感じることから、「腹の虫が治まらない」という言葉が生まれたと考えられています。
意味
- 空腹感が強く、何かを食べたい気持ち。
- 食欲が旺盛で、すぐに食事をしたい気持ち。
- じっとしていられず、何か食べたい気持ち。
使い方
「腹の虫が治まらない」という言葉は、主に自分の空腹感や食欲を表現するために使われます。
例文
- 例文1: 長時間何も食べていないので、腹の虫が治まらない。(Chōkan nani mo tabete inai node, hara no mushi ga osamaranai.) - 長時間何も食べていないので、腹の虫が治まらない。
- 例文2: 運動した後なので、腹の虫がすごい。(Undō no ato nano de, hara no mushi ga sugoi.) - 運動した後なので、腹の虫がすごい。
- 例文3: まだ夕食まで時間があるけど、腹の虫が治まらない。(Mada yūshoku made jikan ga aru kedo, hara no mushi ga osamaranai.) - まだ夕食まで時間があるけど、腹の虫が治まらない。
類義語
- 腹が減る
- 空腹
- 食欲旺盛
- 腹ペコ
- 飢え
- 餓死
英語表現
英語では、「腹の虫が治まらない」に相当する単一の表現はありませんが、状況に応じて以下のような表現を使い分けることができます。
- Be hungry: 空腹である。
- Have a craving for something: 何かを非常に食べたい気持ちである。
- My stomach is growling: お腹が鳴っている。
- I could eat a horse: 馬一頭でも食べられる。
- I'm starving: 飢えている。
その他
「腹の虫が治まらない」という言葉は、主に 日常会話で使われます。
文章語ではあまり使われません。
また、この言葉は、 ネガティブな意味合いで使われることはありません。
むしろ、 食欲旺盛 であることを ポジティブに表現するために使われることが多いです。
参考URL:
腹の虫が治まらない(はらのむしがおさまらない)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書