「坩堝と化す」とは、様々なものが混ざり合い、新たなものが生まれる状態のことです。
意味:
- 激しい変化や競争、対立などが起こり、様々なものが混ざり合い、新たなものが生まれる状態になること。
- 坩堝(るつぼ)は、金属を溶かすための耐熱性の容器。金属が溶け、混ざり合い、新たな合金が生まれる様子から、激しい変化や競争、対立などによって、新たなものが生まれる状態を比喩的に表現する言葉。
読み方:
- るつぼとかす
使い方:
- 激しい変化や競争、対立などが起こっている様子を伝えたいときに使用します。
- 新たなものが生まれる可能性を強調したい場合にも使用できます。
例文:
- 例文1:
- 戦争によって、国は坩堝と化した。
- 例文2:
- 経済危機によって、市場は坩堝と化した。
- 例文3:
- 様々な文化が交錯するこの都市は、まさに坩堝だ。
類義語:
- 混沌
- 激動
- 熔炉
- 戦場
- 競争場
対義語:
- 平穏
- 安定
- 停滞
その他:
- 「坩堝と化す」は、日本語独特の表現です。
- 英語では、「melting pot」「crucible」「turmoil」「chaos」などの表現が近い意味になります。
参考URL:
坩堝と化す | ルーツでなるほど慣用句辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス
補足:
- 「坩堝と化す」は、必ずしもネガティブな意味ではなく、新たなものが生まれる可能性を秘めた状態であることを強調する場合にも使用できます。
- しかし、多くの場合、激しい変化や競争、対立などによって、混乱や苦難が生じるようなネガティブな意味合いで使われます。
この表現は、文脈によって様々な解釈が可能ですので、注意が必要です。