「目をつり上げる」は、怒りや不快感、敵意などの感情を表現するため使われます。
- 怒ったり、睨んだりして、目を吊り上げる
これは、「目尻を吊り上げる」とも言い、怒りや不快感、敵意などの感情を表現するために使われます。具体的には、以下のような場合に、「目をつり上げる」と表現されます。
- 相手が何か腹立たしいことを言ったとき
- 何か気に入らないことがあったとき
- 相手を威圧したいとき
例文
- 上司に怒られて、目をつり上げた。
- 子供がいたずらをして、母親が目を吊り上げた。
- ライバル選手に睨まれて、目を吊り上げた。
- 目を大きく見開く
これは、「目を吊り上げて見る」とも言い、驚きや恐怖、真剣さなどの感情を表現するために使われます。具体的には、以下のような場合に、「目をつり上げる」と表現されます。
- 何か驚くべきものを見たとき
- 何か恐ろしいものを見たとき
- 集中して何かを見ようとしているとき
例文
- 奇妙な物体を目にして、目を吊り上げた。
- 突然現れた幽霊に、目を吊り上げた。
- 試験問題に集中して、目を吊り上げた。
- その他
まれに、「目をつり上げる」は、目を吊り上げるような化粧をするという意味で使われることもあります。
- 語源
「目をつり上げる」の語源は、江戸時代の歌舞伎にあると言われています。歌舞伎では、悪役などが怒りや憎しみを表現するために、目を吊り上げるような演技をすることがよくありました。
- 類義語
- 怒りつける
- 睨む
- しかめっ面をする
- 目を白黒させる
- 目を丸くする
- 目を輝かせる
- 英語表現
「目をつり上げる」を英語で表現する場合には、状況に応じて様々な表現を使うことができます。
- 怒りや不快感を表す場合:
- glare at
- scowl at
- frown at
- 驚きや恐怖を表す場合:
- stare at in surprise
- gape at in horror
- widen one's eyes in astonishment
例
- The man glared at me angrily. (怒りや不快感を表す場合)
- The child stared at the monster with wide eyes. (驚きや恐怖を表す場合)
- 注意点
「目をつり上げる」は、攻撃的な表現であるため、相手を不快にさせる可能性があります。使う際には、状況や相手との関係性をよく考えて使うことが大切です。