「冥利に尽きる」は、自分の身分や商売などによって得られる利益が、あまりにも多くてありがたいという意味のことわざです。
- 解説
「冥利」は、神仏の加護によって知らず知らずの間に与えられる幸福・利得・恩恵という意味の言葉です。「尽きる」は、いっぱいになるという意味の言葉です。つまり、「冥利に尽きる」とは、神仏の加護によって、自分の身分や商売などによって得られる利益が、あまりにも多くてありがたいという意味になります。
このことわざは、自分が得ている利益に対して感謝の気持ちを持つという意味で使われます。また、自分の身分や境遇に満足しているという意味でも使われます。
- 用例
- 小さな居酒屋を営む彼は、常連客に恵まれ、毎日忙しく働いている。「冥利に尽きる」ことだ。
- 医師として、多くの人の命を救うことができ、とてもやりがいを感じている。「冥利に尽きる」ことだ。
- 貧しい暮らしではあるが、家族が健康で仲良く暮らせていることに感謝している。「冥利に尽きる」ことだ。
- 類義語
- 身分不相応
- 天佑
- 神通力
- 福運
- 幸運
- 対義語
- 不幸
- 不運
- 不遇
- 不満
- 不平不満
- 英語表現
「冥利に尽きる」を英語で表現する場合には、I am truly grateful for the blessings I have received. などの表現がよく使われます。
例
- I am truly grateful for the blessings I have received as a small innkeeper. (英語での例)
- その他
「冥利に尽きる」ということわざは、江戸時代に生まれたと言われています。当時の人々は、神仏の加護によって、身分や商売などによって得られる利益がもたらされると考えていました。
現代社会においても、自分の「冥利」に感謝することは大切です。自分の「冥利」に感謝することで、幸せな人生を送ることができるでしょう。
- まとめ
「冥利に尽きる」は、自分の身分や商売などによって得られる利益が、あまりにも多くてありがたいという意味のことわざです。自分の「冥利」に感謝することで、幸せな人生を送ることができるでしょう。