「一切合切(財)」は、財産や金銭など、物質的なものを含めたすべてのものという意味のことわざです。
- 解説
「一切合切」は、何もかもすべてという意味の言葉であり、「財」は、財産や金銭という意味の言葉です。つまり、「一切合切(財)」とは、何もかもすべての財産や金銭という意味になります。
このことわざは、財産や金銭が人生において最も重要なものであるという考えに基づいています。お金があれば、何でも手に入れることができ、幸せになることができると考えられていたのです。
しかし、現代社会においては、お金よりも大切なものはたくさんあります。家族や友人との愛情、健康、経験などが、真の幸せをもたらしてくれると考えられています。
- 用例
- 彼はいち早く会社を立ち上げ、大金持ちになった。まさに「一切合切(財)」を手に入れたようなものだ。
- 彼女は、お金よりも家族との時間を大切にしている。彼女にとって、「一切合切(財)」よりも大切なものがあるのだ。
- 彼は、戦争で「一切合切(財)」を失ったが、希望を捨てずに立ち直った。
- 人生の成功とは、「一切合切(財)」を手に入れることではない。
- 類義語
- 全て
- 全部
- すべて
- ありとあらゆる
- あらゆる
- 対義語
- 一部
- 少し
- 僅か
- 一切
- 全く
- 英語表現
「一切合切(財)」を英語で表現する場合には、everything や all one's possessions などの表現がよく使われます。
例
- He lost everything in the war but never gave up hope. (英語での例)
- その他
「一切合切(財)」ということわざは、江戸時代に生まれたと言われています。当時の人々は、財産や金銭こそが人生の成功をもたらすと考えていました。
現代社会においても、「一切合切(財)」は、多くの人にとって重要な価値を持っています。しかし、お金よりも大切なものはたくさんあることを忘れてはいけません。
- まとめ
「一切合切(財)」は、財産や金銭など、物質的なものを含めたすべてのものという意味のことわざです。江戸時代に生まれたこのことわざは、現代社会においても、多くの人にとって重要な価値を持っています。しかし、お金よりも大切なものはたくさんあることを忘れてはいけません。