「腹を割る」は、本心を打ち明けるという意味を持つ慣用句です。
- 本心を打ち明ける
- 何事も隠さず、すべてをさらけ出すこと。 本心の底を打ち割る。
- 例:
- 腹を割って話そう。
- 彼には腹を割って相談した。
- 腹を割って話せる友人がいるのは幸せだ。
- 決意を固める
- 腹を据える、覚悟を決めるという意味です。
- 例:
- 腹を割って戦う。
- 死んでも腹を割って貫く。
- 腹を割って決断した。
「腹」は、体の内臓の一つで、感情や意思の象徴とされています。「割る」は、ものを二つに切り分けることを意味します。
つまり、「腹を割る」は、心の奥底にある本心や決意を、周囲にさらけ出す様子を比喩的に表現した言葉なのです。
使い方
- 「と」 を使って、腹を割る相手 を表します。
- 「て」 を使って、腹を割る行動 を表します。
例:
- 友人と腹を割って話した。
- 彼は腹を割って決断した。
- チームの一員として、腹を割って戦う覚悟だ。
注意
「腹を割る」は、相手との信頼関係が築かれている状況で使われることが多いため、初対面の人や、あまり親しくない人に対して使うのは避けた方が良いでしょう。
また、「腹を割る」という言葉には、ある程度の覚悟や責任を伴うというニュアンスがあるため、軽々しく使うべきではありません。
類義語
- 本心を打ち明ける
- 胸襟を開く
- 打ち明ける
- 告白する
- 決意する
- 覚悟を決める
英語表現
- open one's heart
- confide in
- pour one's heart out
- be frank with
- make up one's mind
- resolve
その他
- 「腹を割る」は、江戸時代から使われている慣用句です。
- 真剣な場面や、深い人間関係を表現する際に効果的に使われます。
「腹を割る」ことわざは、互いを理解し、信頼関係を築くために重要な言葉です。
意味と使い方を正しく理解し、上手に使うことで、より豊かなコミュニケーションが可能になります。