「一触即発」は、ちょっとしたきっかけで争いが起こりそうな緊迫した状態を意味する四字熟語です。
語源
- 一: ひとつ
- 触: 触れる
- 即: すぐ
- 発: 発する
「一触即発」は、火薬にちょっとした火花が触れたらすぐに爆発してしまう様子を例えた言葉です。
意味
- ちょっとしたきっかけで、すぐに争いが起こりそうな状態
- 非常に緊迫した状況
- 危険な状態
使い方
- 日米両国の対立は、一触即発の状態にある。
- 試合は終盤に入り、一触即発の展開となった。
- 社内は、派閥争いのせいで一触即発の雰囲気だ。
例文
抗議デモ隊と警官隊が対峙し、一触即発の状況が続いていた。
この例文では、抗議デモ隊と警官隊が互いに一歩も譲らず、衝突寸前の緊迫した状況が「一触即発」という言葉を使って表現されています。
類似表現
- 険悪な雰囲気
- 緊迫した状況
- 危機的状況
- 瀬戸際
- 風前の灯
対義語
- 平和
- 安定
- 安全
- 穏やか
- 平穏
その他
「一触即発」という言葉は、戦争やテロなどの危険な状況だけでなく、スポーツやビジネスなどの競争が激しい状況にも使われます。
また、人間関係においても、意見が対立したり、感情的になっている状態を「一触即発」と表現することがあります。
「一触即発」という言葉は、状況の深刻さを伝えるためによく使われる言葉です。
この言葉を使うときは、状況を冷静に判断し、適切な行動をとることが大切です。