「壁に耳あり障子に目あり」は、壁や障子にも耳や目があるかのように、周囲の人の様子がすぐに伝わってしまうという意味のことわざです。
意味
- 人の言動や行動がすぐに周囲に知れ渡ってしまう
- 秘密を守るのが難しい
- 注意深く行動しなければならない
使い方
- 二人が内緒話をしていましたが、壁に耳あり障子に目ありで、すぐに周りの人に知られてしまった。
- 会社の悪口を言っていたら、壁に耳あり障子に目ありで、上司に聞いてしまった。
- ここは静かな場所なので、壁に耳あり障子に目ありだから、大きな声で話さないように。
例文
彼は、壁に耳あり障子に目ありだから、内緒話を誰にも話さなかった。
この例文では、彼が内緒話を誰にも話さなかった理由が「壁に耳あり障子に目あり」ということわざを使って表現されています。
類似表現
- 四方の耳
- 風の便り
- 噂の種
- 人の噂は壁を超える
- 藪の中
対義語
- 秘密厳守
- 耳を塞ぐ
- 目隠し
- 忍び足
- こっそり
その他
「壁に耳あり障子に目あり」ということわざは、昔から人々に教訓を与えてきた言葉です。
現代社会でも、インターネットやSNSの発達によって、情報がすぐに拡散してしまうため、このことわざの重要性はますます高まっていると言えます。
「壁に耳あり障子に目あり」ということわざを頭の片隅に置き、言動や行動に注意することが大切です。
補足
「壁に耳あり障子に目あり」ということわざは、日本だけでなく、中国や韓国などの東アジア諸国でもよく使われています。
これは、東アジアの文化において、個人のプライバシーよりも集団の調和が重視される傾向があるためと考えられます。
「壁に耳あり障子に目あり」ということわざは、東アジアの文化を理解するヒントにもなります。
壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
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