「灸を据える」は、きつく注意したり処罰したりしてこらしめるという意味

「灸を据える」は、きつく注意したり処罰したりしてこらしめるという意味があります。

  1. 灸で治療する

灸(きゅう)とは、艾(もぐさ)と呼ばれる乾燥させたヨモギの葉を燃やし、ツボと呼ばれる体の特定の部位に熱刺激を与える伝統的な治療法です。「灸を据える」は、この灸治療を行うことを意味します。

灸治療には、冷え性、肩こり、腰痛、神経痛、不眠などの症状を改善する効果があるとされています。また、免疫力向上やアンチエイジング効果なども期待されています。

  1. きつく注意したり処罰したりしてこらしめる

転じて、「灸を据える」は、きつく注意したり、罰を加えたりしてこらしめるという意味でも使われます。これは、灸治療の痛みになぞらえて、「相手に強い印象を与える」という意味合いから派生した用法です。

例えば、子供が悪さをしたときに親が叱る場合や、上司が部下を指導する場合などに、「灸を据える」という言葉が使われます。

例文

  • 「最近、態度が悪いな。そろそろ灸を据えるぞ。」("Saikin, taido ga warui na. Soshiro ni kyū o sueru zo.") - 子供に対して
  • 「今回のミスは重大だ。しっかり灸を据えておく。」("Konkai no missu wa jūdai da. Shikkari kyū o sueru oiteoku.") - 部下に対して

このように、「灸を据える」という言葉には、治療と懲らしめの二つの意味があります。文脈によって、どちらの意味で使われているのかを判断する必要があります。

参考URL:
灸を据える(きゅうをすえる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

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