「油を売る」は、仕事中などに無駄話をして時間を潰したり、サボったりすることを意味する慣用句です。
由来
江戸時代には、行商人が髪油を売り歩く際に、客と世間話をしながら商品を説明することが多かったことから、「油を売る」という言葉がこのような意味を持つようになりました。
使い方
- 「彼はいつもサボっていて、油を売っているだけだ。」
- 「会議中なのに、彼らは油を売っていて、一向に話が進まない。」
- 「油を売るような真似をするのは、社会人として恥ずかしい。」
類義語
- サボる
- 手を抜く
- 遊ぶ
- 時間を潰す
- 無駄話をする
注意
この慣用句は、相手を批判したり、非難したりする意味合いを含んでいるので、使う際には注意が必要です。
その他
- 比喩的な意味で、「口先だけうまいこと言って、実際には何もしていない」という意味で使われることもあります。
例文
- 「彼はいつも口先だけでごまかして、油を売っているだけだ。」