「一心不乱」は、何か一つのことに集中して、他のことに気を取られないさまを表す四字熟語です。
語源
仏教用語の「一念不乱」が変化した言葉です。「一念」は一つの心を、「不乱」は乱れないことを意味します。
意味
- 集中力が高く、周囲のことを気にせずに行動する
- 周りが見えなくなるほど、熱中する
- 雑念を捨てて、一つのことに没頭する
使い方
- 一心不乱に勉強に取り組む
- 一心不乱に仕事をする
- 一心不乱に演奏する
- 一心不乱にゲームをする
例文
- 彼は一心不乱に絵を描いていて、私の話に耳を傾けてくれなかった。
- 彼女は一心不乱に小説を読み耽っていて、時間が経つのを忘れていた。
- 一心不乱に努力すれば、必ず成果は出る。
類義語
- 全身全霊
- 専心一意
- 黙々と
- 集中して
- 熱中して
対義語
- 分心
- 二心
- 浮気
- 怠慢
- 無気力
その他
- 「一心不乱」は、ポジティブな意味合いで使われることが多いですが、悪い意味で使われることもあります。
例:
- 彼は一心不乱にギャンブルにのめり込み、借金まみれになった。
状況や文脈によって、適切な意味を選択する必要があります。