「雨が降ろうが槍が降ろうが」とは、どんな困難な状況にあっても、必ずやり遂げるという強い決意を表す言葉。
読み方: あめがふろうがやりがふろうが
意味:
どんな困難な状況にあっても、必ずやり遂げるという強い決意を表す言葉 です。
語源:
「雨が降ろうが槍が降ろうが」という言葉の由来は、江戸時代の歌舞伎の演目「仮名手本忠臣蔵」の中の一節と言われています。この演目の中で、大石内蔵助が仇討ちを決意するシーンで、以下のセリフが使われています。
大石内蔵助: 天が下(あまがした)知ろしめせ、雨が降ろうが槍が降ろうが、この仇は必ず討ちまするぞ!
このセリフが転じて、「雨が降ろうが槍が降ろうが」という言葉が、強い決意を表す言葉として使われるようになりました。
使い方:
「雨が降ろうが槍が降ろうが」は、以下のような状況で使われます。
- 何か困難な目標に挑戦する際に、強い決意を表明したいとき
- どんな困難にも負けずに、最後までやり遂げると誓いたいとき
- 周囲の人を鼓舞したいとき
例文:
- 彼は、「雨が降ろうが槍が降ろうが」の決意で、マラソン大会に出場した。
- 彼女は、「雨が降ろうが槍が降ろうが」の精神で、看護師の資格取得を目指した。
- 社長は、「雨が降ろうが槍が降ろうが」の覚悟で、会社を立て直すことを宣言した。
注意:
「雨が降ろうが槍が降ろうが」という言葉は、単に強い決意を表明するだけでなく、実際にその決意を貫き通す強い意志が必要 であることを示唆する言葉です。
類義語:
- 背水の陣
- 一死百生
- 覚悟
- 貫徹
- 不退転
対義語:
- 諦める
- 逃げる
- 尻込みする
- 慎重
- 無謀