「木を見て森を見ず」は、「細部にこだわりすぎて、全体像を見失っている状態」をたとえたことわざです。
語源
「木を見て森を見ず」は、西洋のことわざの翻訳です。
英語では "You cannot see the forest for the trees." と言い、17世紀頃から使われています。
意味
「木を見て森を見ず」には、以下のような意味合いが含まれます。
- 細部に気を取られて、全体を見通していない
- 重要な点を見落としている
- 視野が狭くなっている
- 先入観にとらわれている
使い方
「木を見て森を見ず」は、人や状況に対して使うことができます。
例文
- 例文1のように、勉強の場面で使うことができます。
- 例文2のように、仕事の場面で使うこともできます。
例文
- 例文1:彼は細かい知識ばかりにこだわって、重要なポイントを見落としている。まさに木を見て森を見ずだ。
- 例文2:会議では様々な意見が出たが、どれも木を見て森を見ずの議論ばかりで、結論が出なかった。
類義語
- 小事にこだわる
- 全体を見失う
- 視野が狭い
- 先入観にとらわれる
- 細かいことにこだわる
注意
「木を見て森を見ず」は、相手を批判するようなニュアンスで使われることが多いので、注意が必要です。
使う場面や言い方には気を配りましょう。
その他
- 「木を見て森を見ず」は、様々な分野で用いられることわざです。
- 教訓として、自分の思考や行動を振り返る際にも使うことができます。