「間が持てない」とは、会話が途切れて気まずい時間ができる状況のこと。
意味:
- 時間を持て余したり、会話が途切れて気まずい時間ができたりする状況を説明する表現。
- 緊張したり、落ち着かなくて、じっとしていられない様子を表す表現。
- 逆に、時間や会話がスムーズに進んでいく様子を表す場合も稀にある。
読み方:
- まがもてない
類義語:
- 気まずい
- 沈黙
- 空白
- ぎこちない
- そわそわする
対義語:
- 楽しい
- 充実した
- スムーズ
- 和気あいあい
- 活発
例文:
- 例文1:
- 人見知りなので、初対面の人と話すときは間が持てない。
- 例文2:
- 面接で緊張して、うまく話せなくて間が持てなかった。
- 例文3:
- 二人の間には、長い間が持てない沈黙が続いた。
補足:
- 「間が持てない」は、本来は「時間を持て余す」という意味でしたが、近年では「会話が途切れて気まずい」という意味で使われることが多くなっています。
- 文化庁が発表した平成22年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「間が持てない」を使う人が29.3パーセント、本来の言い方ではない「間が持たない」を使う人が61.3パーセントという逆転した結果が出ています。
この表現は、私たちにコミュニケーションの難しさや、時間の使い方の大切さを教えてくれます。
以下は、「間が持てない」状況を改善するためのポイントです。
- 事前に話題を用意しておく
- 相手の話をよく聞いて、質問する
- 共通の話題を見つける
- 沈黙を恐れない
- リラックスする
これらのポイントを意識することで、相手とスムーズなコミュニケーションをとることができるでしょう。
また、緊張や落ち着かなさを感じている場合は、深呼吸やストレッチなどをして、リラックスすることが大切です。
参考URL:
「間が持てない」「間が持たない」本来の表現はどっち?《その道37年の辞書編集者に聞いてみた》 | 文春オンライン