「名物に旨い物なし」とは、名物といわれるものは、えてして美味しくないという意味。
意味:
- 名物といわれるものは、えてして美味しくない。
- 名は必ずしも実を伴わないことのたとえ。
読み方:
- めいぶつにうまいものなし
類義語:
- 羹に懲りて膾を吹く
- 琴線に触れる
- 謗りを免れない
- 弁当を使う
対義語:
- 名実共に
- 名に恥じない
- 期待通り
- 評判通り
- 一級品
例文:
- 例文1:
- 楽しみにしていたあの店の名物料理だったが、名物に旨い物なしとはよく言ったもので、期待外れだった。
- 例文2:
- 旅行のお土産に名物を買ったものの、家族には不評だった。名物に旨い物なしとは本当なのかもしれない。
- 例文3:
- あの観光地は名物ばかりで、値段が高い割には美味しくない。名物に旨い物なしという諺を思い出した。
由来:
- 江戸時代の狂歌から。
- 江戸時代の狂歌師・服部嵐雪の「名物にうまい物なしとはいへども」という狂歌がある。
教訓:
- 名前に惑わされず、実際に試してみる.
- 見た目や評判だけで判断せず、自分の目で確かめることが大切。
参考になれば幸いです。
補足:
- 「名物に旨い物なし」は、必ずしも全ての有名店や名物料理に当てはまるわけではありません。
- あくまでも、名前に惑わされず、実際に試してみるという戒めとして捉えることが重要です。
このことわざは、私たちに物事の本質を見極めることの大切さと、先入観を捨てることの重要性を教えてくれます。
以下は、「名物に旨い物なし」にならないためのポイントです。
- 口コミや評判を鵜呑みにしない
- 自分の舌で確かめる
- いろいろな店を試してみる
- 期待しすぎない
- 名前に惑わされない
これらのポイントを意識することで、名物料理をより美味しく楽しむことができるでしょう。
また、名物料理以外にも、その土地の隠れた名店や美味しいお店を探すのも楽しみの一つです。
積極的に情報収集を行い、自分好みの味を見つけてください。
参考URL:
名物に旨い物なし(めいぶつにうまいものなし)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書