「生き馬の目を抜く」とは、狡猾で抜け目なく、利益を得ようと常に油断していない様子のこと。
意味:
- 生きている馬の目を抜き取るほど、素早く物事を行うこと。
- 非常に機敏で、一瞬の隙も見せない様子を表す。
- 狡猾で抜け目なく、利益を得ようと常に油断していない様子を表す。
例文:
- あの商売人は生き馬の目を抜く商売人だ。
- 彼女は生き馬の目を抜くような早さで仕事をこなす。
- 彼のような生き馬の目を抜くような男は信用できない。
類義語:
- 電光石火
- 目にも止まらぬ速さ
- 瞬きもせず
- 手際がよい
- 機を見るに敏
対義語:
- 鈍くさい
- のろま
- 動作が遅い
- 油断している
- 隙だらけ
英語表現:
- as quick as lightning
- in a flash
- in the twinkling of an eye
- with lightning speed
- like a bolt from the blue
注意点:
- 「生き馬の目を抜く」は、ポジティブな意味だけでなく、ネガティブな意味も含まれる表現です。
- 素早い動作だけでなく、狡猾さや抜け目なさといったニュアンスも含まれます。
- 使用する場面や文脈によっては、誤解を招く可能性があるため、注意が必要です。
その他:
- 「生き馬の目を抜く」は、江戸時代の頃から使われていたことわざです。
- 当時は、馬は貴重な財産であり、馬の目を抜き取ることは非常に困難な作業だったことから、このことわざが生まれたと言われています。