「下手の考え休むに似たり」とは、考えすぎることはかえって良くないという意味の慣用句。
読み方: へたのかんがえやすむににたり
意味:
- 下手な人があれこれと考え事をしても、良い考えは浮かばないばかりか、時間を無駄にするだけである。
- 考えすぎることはかえって良くない。
語源:
- 江戸時代の浮世草子「傾城買二筋道」に「サアサア早くしねへか。下手の考休むに似たりだ」という一節から。
例文:
- テスト勉強で、難しい問題をあれこれ考えても答えが出ない。下手の考え休むに似たりだ。
- プレゼンの準備で、何を話せばいいのか考えすぎて、頭がぐちゃぐちゃになった。下手の考え休むに似たりだ。
- 彼はいつも考えすぎる。下手の考え休むに似たりで、何も行動に移せない。
類義語:
- 考え過ぎ
- 杞憂
- 思い過ごし
- 焦り
- 空回り
対義語:
- 深慮熟考
- 思慮分別
- 冷静沈着
- 慎重
- 計画
使い方:
- 「下手の考え休むに似たり」は、考えすぎるあまり、何も行動に移せない状況を戒めることわざです。
- 勉強や仕事、日常生活など、様々な場面で使うことができます。
- 自分自身に対して使うだけでなく、他人に対して使うこともできます。
例文解説:
- 例文1: テスト勉強で難しい問題を解くために、あれこれ考え事をしても答えが出ない状況は、「下手の考え休むに似たり」ことわざにぴったり当てはまります。
- 例文2: プレゼンの準備で何を話せばいいのか考えすぎて、頭がぐちゃぐちゃになってしまった状況も、「下手の考え休むに似たり」ことわざの典型的な例と言えます。
- 例文3: 彼はいつも考えすぎるために、何も行動に移せない。これは、「下手の考え休むに似たり」ことわざの典型的な例と言えるでしょう。
補足:
- 「下手の考え休むに似たり」は、日本語の慣用句であり、英語で直訳しても意味が通じません。英語で同様の意味を伝える場合は、「overthinking」、「analysis paralysis」、「paralysis by perfection」などの表現を使う必要があります。