「棒に振る」とは、それまで積み重ねてきた努力や苦労が無駄になってしまうという意味の慣用句。
読み方: ぼうにふる
意味:
- それまで積み重ねてきた努力や苦労が無駄になってしまう。
- せっかくのチャンスを逃してしまう。
- 計画や目標が達成できない。
語源:
- 棒手振りに売ってしまうと、元には戻せないことから、無駄にするという意味になった。
例文:
- 勉強を怠けて試験に落ちたら、これまでの努力が棒に振ることになる。
- プレゼンで失敗したら、せっかくのチャンスを棒に振ることになる。
- プロジェクトが中止になったら、これまでの苦労が棒に振ることになる。
類義語:
- 水泡に帰す
- 無駄にする
- 台無しにする
- 徒労に終わる
- 夢破れる
対義語:
- 成功
- 達成
- 実現
- 収穫
- 結実
使い方:
- 「棒に振る」は、努力や苦労、チャンスなどが無駄になってしまうことを表す時に使います。
- 具体的な対象がなくても、抽象的な概念に対しても使用できます。
- ネガティブな意味合いの言葉なので、使う場面には注意が必要です。
例文解説:
- 例文1: 勉強を怠けて試験に落ちたら、これまで積み重ねてきた努力が無駄になってしまうという状況は、「棒に振る」ことわざにぴったり当てはまります。
- 例文2: プレゼンで失敗したら、せっかくのチャンスを逃してしまうという状況も、「棒に振る」ことわざの典型的な例と言えます。
- 例文3: プロジェクトが中止になったら、これまで関係者全員が注いできた苦労が無駄になってしまうという状況も、「棒に振る」ことわざの典型的な例と言えます。
補足:
- 「棒に振る」は、日本語の慣用句であり、英語で直訳しても意味が通じません。英語で同様の意味を伝える場合は、「to waste one's efforts」、「to miss an opportunity」、「to come to nothing」などの表現を使う必要があります。