「焼け石に水」とは、わずかな努力や援助では、効果がないという意味の慣用句。
読み方: やけいしにみず
意味:
- わずかな努力や援助では、効果がない。
- 根本的な解決にはならない。
語源:
- 熱した石に水をかけると、すぐに蒸発してしまうことから。
例文:
- 彼の努力は焼け石に水だった。
- 政府の支援は焼け石に水だった。
- この程度の対策では、問題の解決には焼け石に水だ。
類義語:
- 杯水車薪
- 無駄
- 無益
- 効果がない
- 徒労
対義語:
- 効果的
- 有益
- 役立つ
- 功を奏する
- 問題解決
使い方:
- 「焼け石に水」は、努力や援助などが効果がないことを表現する時に使います。
- 具体的な状況に対して使うだけでなく、抽象的な表現としても使用できます。
- 否定的な意味合いの言葉なので、使う場面には注意が必要です。
例文解説:
- 例文1: 彼の努力は焼け石に水だった。
この例文では、彼の努力が報われず、効果がなかったことを表現しています。
- 例文2: 政府の支援は焼け石に水だった。
この例文では、政府の支援が十分ではなく、問題の解決には至らなかったことを表現しています。
- 例文3: この程度の対策では、問題の解決には焼け石に水だ。
この例文では、現状の対策では問題を解決するには不十分であることを指摘しています。
補足:
- 「焼け石に水」は、日本語の慣用句であり、英語で直訳しても意味が通じません。英語で同様の意味を伝える場合は、「a drop in the bucket」、「to be of little help」、「to be ineffective」などの表現を使う必要があります。
その他:
- 「焼け石に水」は、「杯水車薪」という四字熟語とほぼ同じ意味です。