「大山鳴動して鼠一匹」とは、大きな騒ぎや前触れがあった割には、結果がたいしてたいしたことない、という状況を表すことわざです。
意味
「大山」は泰山(中国の五岳の一つ)、「鳴動」は雷鳴のように鳴り響くこと、「鼠一匹」は小さなネズミ一匹を表しています。つまり、大きな山が鳴り響いて、出てきたのはネズミ一匹だけ、というイメージです。
類義語
- 大風呂敷を広げる
- 空騒ぎ
- 雷管に火をつけただけ
- 山が動いたかと思ったら鼠一匹
- 期待外れ
使い方
- 会社で大きなプロジェクトが始動したが、結局たいした成果が出なかった。まさに「大山鳴動して鼠一匹」だった。
- 話題の新商品を買ってみたが、期待していたほどではなかった。まさに「大山鳴動して鼠一匹」だった。
- 選挙前の政党の公約は派手だったが、実現したのはほんの一部だった。まさに「大山鳴動して鼠一匹」だった。
由来
このことわざは、紀元前のギリシャやローマで使われていたことわざが起源とされています。