「盗人に追い銭」とは、盗まれた上に、さらに銭を与えてしまうこと。
読み方: ぬすびとにおいせん
意味:
- 盗まれた上に、さらに銭を与えてしまうこと。
- 転じて、損をした上に、さらに損害を重ねる。
語源:
- 明の時代の戯曲『西廂記』
使い方:
- 「盗人に追い銭」は、損失を被った上に、さらに追い打ちをかけるような状況を表現する際に用いられます。
- 特に、理不尽な状況や、自分のミスによって損害を被るような場合に多く使われます。
- 「盗人」という言葉には、不正な利益を得ようとする人という意味合いが含まれています。
例文:
- 投資で失敗した上に、さらに詐欺に遭い、盗人に追い銭を払ってしまった。
- 誤って高額な商品を購入してしまった上に、返品もできず、盗人に追い銭を払うようなものだ。
- 会社で横領が発覚し、損失を被った上に、犯人に示談金まで払うことになり、盗人に追い銭を払うような状況だ。
類義語:
- 雪上加霜(せつじょうかさそう)
- 二重苦(にじゅうく)
- 三重苦(さんじゅうく)
対義語:
- 一攫千金(いちかくせんきん)
- 棚ぼた
- 福の神
補足:
- 「盗人に追い銭」は、教訓的な意味合いも含んでいます。
- つまり、損失を被ったときは、さらに損害を被らないように注意することが重要です。
- また、不正な利益を得ようとする人には、警戒する必要があることも教訓として示唆されています。
「盗人に追い銭」は、人生において様々な損失や不運に遭遇する可能性があることを示唆する四字熟語です。
このような状況に陥らないためには、常に注意を払い、慎重に行動することが大切です。