「逆鱗に触れる」とは、龍のあごの下には逆さにはえた鱗があり、それを人が触れると激しく怒り、殺してしまうという伝説から、年長者からひどく怒られること。
例文:
- 部活をサボって監督の逆鱗に触れる。
- 連絡もしないで深夜帰宅して嫁の逆鱗に触れる。
- 大御所に失言を発して逆鱗に触れる。
例文解説:
- 部活をサボることは、監督の指導をないがしろにする行為であり、監督の怒りを買うことは容易に想像できます。
- 連絡もしないで深夜帰宅することは、相手を心配させ、不安にさせる行為であり、パートナーの怒りを招くことは間違いありません。
- 大御所は長年の経験と知識を持つ人物であり、失言は相手を軽視している態度と捉えられ、怒りを買う可能性が高いです。
これらの例文のように、「逆鱗に触れる」は、年長者や権威のある人物に対して、彼らの怒りを招くような行為をしたことを表す表現です。
注意点:
「逆鱗に触れる」は、目上の人に対してのみ使う表現です。自分自身や目下の人に対して使うのは誤りです。
類義語:
- 天子の怒りに触れる
- 怒りを買う
- 地雷を踏む
- 不興を買う
- 憤慨させる
対義語:
- 機嫌を損ねる
- 怒りを鎮める
- 機嫌を直す
- ご機嫌を取る