「草葉の陰」とは、あの世、または死者のいる場所を指す慣用句です。
由来
「草葉」は、草の葉っぱのこと。「陰」は、木陰などと同じく「~の下・物陰」を表します。
つまり、「草葉の陰」は、純粋に草の葉っぱの下、という意味もありますが、草の下=土の中ということから、お墓の下・あの世・黄泉の国を指しています。
使い方
- 亡くなった祖父も草葉の陰から見守ってくれているだろう。
- 彼は、若くしてこの世を去り、草葉の陰に旅立った。
- 彼女のご冥福を祈り、草葉の陰で安らかにお眠りください。
類義語
- あの世
- 黄泉
- 永眠
- 他界
- 冥府
対義語
- この世
- 現世
- 生存
- 生き
- 生き永らえる
例文
- 彼は、愛する妻を亡くし、悲しみの中で草葉の陰に送った。
- 彼女は、長い人生を全うし、草葉の陰へと旅立った。
- 戦争で亡くなった人々は、草葉の陰で安らかにお眠りください。
補足
「草葉の陰」は、死者を悼む際に使われる言葉です。
故人を偲び、冥福を祈る気持ちを込めて使うようにしましょう。
英語表現
「草葉の陰」は、英語で"the afterlife"や"the other side"などの言葉で表現できます。
例文
- My grandfather is watching over me from the afterlife.
- He passed away at a young age and went to the other side.
- May she rest in peace and sleep soundly in the afterlife.
死は避けられないものです。
「草葉の陰」という言葉を通して、死後の世界について考え、命の大切さを改めて認識するのも良いでしょう。