「下手の横好き」とは、下手くそなのに、そのことを気にせず熱中している様子を指す慣用句です。
意味
「下手」は「へた」と読み、「技術や能力が劣っていること」を意味します。「横好き」は「よこずき」と読み、「道理に外れていること」や「筋道が立っていないこと」を意味します。
つまり、「下手の横好き」は、「下手くそなのに、筋道も道理もなく熱中している」という意味になります。
使い方
「下手の横好き」は、以下のような状況で使用されます。
- 下手くそなのに、熱心に練習している人
- 上手くできないのに、何度も挑戦している人
- 自分の才能や能力に関係なく、好きなことを楽しんでいる人
類義語
「下手の横好き」の類義語には、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」、「不器用な鉄砲も数撃ちゃ当たる」、「下手な雀も千両役者」、「下手は下手なりに」などがあります。
英語表現
「下手の横好き」を英語で表現する場合は、状況に応じていくつかの表現を使い分けることができます。
- 熱中している様子を強調したい場合は、「be enthusiastic about something even though you are not good at it」、「have a passion for something even though you are not skilled at it」、「be a dabbler in something」などの表現を使用できます。
- 下手くそな様子を強調したい場合は、「be clumsy at something」、「be awkward at something」、「be incompetent at something」などの表現を使用できます。
例文
- あの子は歌が下手だけど、下手の横好きで毎日歌っている。
- 彼はスポーツは苦手だけど、下手の横好きで色々なスポーツに挑戦している。
- 彼女は絵が下手だけど、下手の横好きで毎日絵を描いている。
- 下手の横好きで始めた料理が、いつの間にか得意になった。
- 下手の横好きで始めたギターが、今ではプロ並みになった。
注意点
「下手の横好き」は、相手を批判的に表現する場合もあります。
そのため、使用する場合には、相手の気持ちに配慮する必要があります。