「縁の下の力持ち」とは、表面には立たず、陰で人や組織を支える人や物を表す慣用句です。
語源
- 歌舞伎の舞台装置で、花道やセリなど舞台機構を支える部分を「縁の下」と呼ぶ。
- 縁の下は観客からは見えないが、舞台を支える重要な役割を果たす。
使い方
- 彼女は、目立つことはないが、チームの縁の下の力持ちとして、いつも重要な仕事を任されている。
- 彼のお母さんは、家族のために縁の下の力持ちとして、家事や育児を完璧にこなしている。
- このシステムは、目立たない存在だが、会社全体の業務を支える縁の下の力持ちだ。
類義語
- 影の功労者
- 陰の支え
- 默默と働く人
- 献身的な人
- 地味な存在
英語表現
- unsung hero
- behind-the-scenes worker
- silent supporter
- faceless worker
- unseen force
例文
- A: 彼女はいつもチームワークを大切にしてるよね。
- B: そうだね。目立つことはないけど、チームの縁の下の力持ちとして、いつも重要な仕事を任されているんだ。
- A: 彼女がいなかったら、チームはうまく回らないだろうね。
注意点
- 「縁の下の力持ち」は、陰で支える人に対してのみ使用されます。
- 表舞台で活躍する人は、「縁の下の力持ち」とは呼びません。
その他
- 「縁の下の力持ち」は、感謝の気持ちを伝えたい時に使える表現です。
- 似た意味の慣用句に、「影の功労者」や「陰の支え」などがあります。