「好事魔多し」とは、良いことが連続して起こると、それに伴って邪魔が入ったり、思わぬ災難が起こったりすることがあるという意味の慣用句です。
語源
中国の故事「呉越春秋」に由来します。
使い方
- 転職活動がうまくいっていて、希望していた会社から内定をもらった。しかし、その直後に体調を崩してしまった。まさに、「好事魔多し」だ。
- 最近、仕事もプライベートも充実していて、幸せな日々を送っていた。しかし、突然、家族が病気になってしまった。「好事魔多し」とはよく言ったものだ。
- 彼女は、宝くじで高額当選という幸運に恵まれた。しかし、その直後に、交通事故に遭ってしまった。まさに、「好事魔多し」である。
類義語
- 好事魔多
- 禍福は糾える縄のごとし
- 驕れる者は久しからず
- 油断大敵
- 月見酒
英語表現
- Misfortunes come after good fortune.
- Pride comes before a fall.
- Look before you leap.
- Count your blessings.
注意点
「好事魔多し」は、戒めの言葉として使われることが多いです。
良いことが続いている時こそ、慢心せず、謙虚な気持ちで過ごすことが大切です。
その他
「好事魔多し」は、昔から言い伝えられてきたことわざです。
現代社会でも、様々な場面で当てはまる言葉と言えるでしょう。
例文
- A: 最近、仕事もプライベートも充実していて、幸せな日々を送っているんだ。
- B: それは良かったね。でも、「好事魔多し」って言うからね。油断は禁物だよ。
- A: 確かにそうだね。気をつけよう。