「堂に入る」とは、学問・技芸などが極めて奥深い段階に達するという意味の慣用句です。
語源
- 出典は「論語」の先進第11章。「由也升堂矣、未入於室也」という一節から。
- 「堂」は表座敷、「室」は奥座敷を表し、「堂」より「室」の方が奥深いことを意味する。
使い方
- 彼は、長年の研究で、その分野の学問に堂に入った。
- 彼女は、厳しい稽古を積み重ね、演奏に堂に入った。
- その料理人は、長年の経験で、料理に堂に入った。
類義語
- 奥義を極める
- 炉火純青
- 円熟
- 達人
- 神髄
英語表現
- master something
- attain perfection
- reach a high level of proficiency
- become an expert
- achieve mastery
例文
- A: 彼は、幼い頃からピアノを習っているんだって。
- B: 彼は、もう演奏に堂入っているんだろうね。
- A: そうだね。彼の演奏は、本当に素晴らしいよ。
注意点
「堂に入る」は、非常にポジティブな意味合いを持つ言葉です。
その他
「堂に入る」は、学問・技芸以外にも、スポーツやビジネスなど、様々な分野で用いられます。
何事も努力を続ければ、いつか「堂に入る」ことができるでしょう。
参考資料
- 故事成語ことわざ辞典: https://kotowaza-dictionary.jp/
- 四字熟語オンライン: https://yoji.jitenon.jp/
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