「口裏を合わせる」とは、あらかじめ相談して話の内容を一致させるという意味の慣用句です。
意味
- 事前に打ち合わせをして、話す内容を同じにする。
- 嘘を隠蔽するために、話す内容をすり合わせる。
- 証言を一致させる。
由来
- 「口裏」は、「口占」の略語で、人の言葉の調子から吉凶を占うこと。
- 本心を隠して、あらかじめ相談して話す様子から、「口裏を合わせる」という表現が生まれた。
類義語
- 息を合わせる
- 話を合わせる
- 言い合わせをする
- 共謀する
- 偽証する
例文
- 二人は裁判で口裏を合わせて、偽証した。
- 彼らは事件の真相を隠蔽するために、口裏を合わせた。
- 彼女たちは先生に怒られないように、口裏を合わせて嘘をついた。
使い方
「口裏を合わせる」は、複数の人が事前に話を一致させる時に使われます。
例文
- 証人たちは裁判で口裏を合わせて、犯人の特徴を証言した。
- 彼らは会社にばれないように、口裏を合わせて嘘をついた。
- 彼女たちは計画を成功させるために、口裏を合わせて行動した。
注意点
「口裏を合わせる」は、嘘を隠蔽したり、偽証したりするために使われることもあります。
倫理的に問題がある場合もあるので、注意が必要です。
英語表現
- get one's story straight
- collude
- conspire
- fabricate a story
- cook up a story
その他
「口裏を合わせる」は、コミュニケーションにおいて重要な言葉です。
誤解を避けるためにも、事前にしっかりと話をしておくことが大切です。