「亡羊の嘆」とは、学問の道が非常に奥深く広いため、何を学べばよいのか途方に暮れることを表す四字熟語です。
- 読み方:ぼうようのたん
- 由来:中国の古典『列子』にある故事から。羊飼いである主人公が逃げ出した羊を追いかけるが、道が分かれてしまい、羊を見失ってしまう。このことから、学問の道が広すぎて何を学べばよいのか分からなくなることを「亡羊の嘆」と呼ぶようになった。
- 類義語:茫洋自失、多岐亡羊、望洋之嘆
- 対義語:学究一途、一途専念
例文
- 現代社会は情報過多で、学問の道も多岐にわたるため、亡羊の嘆を漏らす人も多い。
- 若い頃は様々な学問に興味を持ち、亡羊の嘆を味わった時期もあった。
- 専門分野を決める前に、色々な学問に触れて視野を広げることも大切です。
使い方
「亡羊の嘆」は、主に以下のような状況で使われます。
- 学問の道に迷う人
- 何を学べばよいのか分からない人
- 学問の奥深さに圧倒される人
注意点
「亡羊の嘆」は、ネガティブな意味合いを持つ四字熟語です。しかし、学問への意欲があることを示す表現としても使えます。