「言うに事欠いて」とは、もっと他に適切な言い方があるだろうに、わざわざそのような言い方をするという意味の慣用句です。
読み方
- 言うに事欠いて(いうにことをかいて)
意味
- 言うべきではないことを言う
- 場違いなことを言う
- 不必要に人を傷つけるようなことを言う
語源
「事欠く」は「必要なものがなくて不自由する」という意味ですが、この慣用句では「他に適切な言葉がない」という意味で使われています。
使い方
「言うに事欠いて」は、以下のような場面で使われます。
- 誰かが不適切な発言をしたとき
- 誰かが人を傷つけるようなことを言ったとき
- 誰かが余計なことを言ったとき
例文
- あの人の発言は、言うに事欠いて失礼だった。
- 彼は、言うに事欠いて彼女の過去のことを蒸し返した。
- 言うに事欠いて、そんなことを言う必要はないだろう。
類義語
- 言うに及ばず
- 言うまでもない
- 野暮
対義語
- 言い得て妙
- 的を射る
- 適切な発言
注意点
「言うに事欠いて」は、相手を批判するような意味合いを持つので、使う場面には注意が必要です。