「袖にする」とは、大切にせず、ぞんざいに扱うという意味の慣用句。
読み方: そでにする
意味:
- 大切にせず、ぞんざいに扱う。
- 相手にしてくれない。
- 計画などを実行しない。
語源:
- 着物などの袖のように、邪魔なものは脇に置いておくというイメージから。
- 袖を振って追い払う仕草からともいわれる。
例文:
- 彼はいつも約束を破るので、周りの人から袖にされている。
- 彼女は新しい彼氏に夢中になり、友達を袖にしている。
- 政府は、景気対策の提案を袖にした。
類語:
- 軽視する
- 無視する
- ないがしろにする
- 冷遇する
- 見捨てる
対義語:
- 大切にする
- 重視する
- 尊重する
- 歓迎する
- 受け入れる
補足:
「袖にする」は、人や物に対してだけでなく、計画や提案などに対しても使われます。
参考例:
- 彼は、せっかくのチャンスを袖にした。
- 彼女は、自分の夢を袖にして、家族のために尽くした。
用例:
- 彼にはもう期待しない。彼は私をいつも袖にする。
- 会社は、労働組合の要求を袖にした。
- 政府は、環境問題を袖にしている。
例文:
- 上司から重要な仕事を任された。これはチャンスを掴む絶好の機会だ。絶対に袖にできない。
- 彼女はいつも自分の意見を主張する。周りの意見を袖にするようなことはしない。
- 彼は優柔不断で、決断を先延ばしにすることが多い。せっかくのチャンスを袖にしてしまうのではないか。