「濡れ鼠(ぬれねずみ)」とは、雨や水に濡れてしまった鼠のことを指します。比喩的には、雨や水に濡れた髪や服を着た人のことを指し、特に見苦しい姿や不潔な印象を与えるような状態を指す場合があります。そのため、「濡れ鼠」という言葉は、見た目や状態が悪く見える人や物を表現する際に使われることがあります。
濡れ鼠の対語や類語、使用例を以下に示します。
対語:
対語としては、"乾き鼠(かわきねずみ)"が考えられます。乾き鼠は、雨や水に濡れていない、乾いた鼠を指します。
類語:
類語としては、"濡れ衣(ぬれぎぬ)"があります。濡れ衣は、罪を着せられているが本当は無実の状態を指します。この言葉も見た目や状態が悪く見えることに関連していますが、濡れ鼠とは異なる文脈で使われます。
使用例:
「雨の中、帰宅した彼は濡れ鼠のようにびしょ濡れになっていた。」
「彼の無実を訴える声は、濡れ鼠のような悲しみと絶望が込められていた。」