「吠える犬は噛み付かぬ」とは、よく威嚇したり文句を言う人は、実際には何もできないことが多いという意味のことわざです。
意味
犬は、敵に対して吠えることで威嚇します。しかし、実際に噛み付く犬は意外と少ないものです。
このことわざは、見た目や声で威嚇する人は、実際には弱いことが多いという人間の性質を表しています。
使い方
「吠える犬は噛み付かぬ」は、以下のような状況で使われます。
- いつも怒鳴っている上司は、実は優しい人だった。
- よく文句を言う人は、意外と行動力がない。
- 見かけは強そうだけど、実際は弱い人。
例文
- あの人は、いつも大声で怒鳴っているけど、「吠える犬は噛み付かぬ」って言うからね。
- 彼は、いつも文句ばかり言っているけど、いざという時には何もできない。まさに「吠える犬は噛み付かぬ」だね。
- 彼女は、見た目は強そうだけど、実はとても優しい人。「吠える犬は噛み付かぬ」の典型だね。
類義語
- 虚勢を張る
- 虎の威を借る狐
- 雷同
- 徒手空拳
- 虚勢
- 啖呵
- 脅し文句
- 虚勢を張る
対義語
- 実際に強い
- 行動力がある
- 実行力がある
- 貫禄がある
補足
「吠える犬は噛み付かぬ」は、英語で "Barking dogs seldom (or never) bite." ということわざに相当します。
このことわざは、世界中の様々な文化で見られます。これは、人間の性質が普遍的なものであることを示唆しています。
しかし、このことわざは必ずしも常に正しいわけではありません。実際に、威嚇する人が本当に強い場合もあります。
そのため、このことわざはあくまでも一つの目安として捉え、状況に合わせて判断することが大切です。