「虫唾が走る」とは、非常に不快で強い嫌悪感があることを指す言葉です。
意味
「虫唾」とは、逆流した胃酸のことです。 胃酸が出過ぎて逆流してしまうと、胸がむかむかしたり吐き気をもよおしたりします。
この不快な感覚を、非常に強い嫌悪感に例えたのが「虫唾が走る」という表現です。
使い方
「虫唾が走る」は、以下のような状況で使われます。
- 汚いものを触ったとき
- 不快な発言を聞いたとき
- 卑劣な行為を見たとき
例文
- あの人の食べ方は、見ているだけで虫唾が走る。
- 彼の悪口を聞くと、虫唾が走るような気持ちになる。
- 汚職事件のニュースを見聞きすると、虫唾が走るような思いだ。
類義語
- 吐き気がする
- ぞっとする
- 身震いする
- 鳥肌が立つ
- 嫌悪感を感じる
- 忌み嫌う
- 嫌悪する
- 憎む
- 唾棄する
- 忌む
対義語
- 心地よい
- 気持ち良い
- 爽快
- 快感
- 幸福
- 喜び
- 愛情
- 好意
補足
「虫唾が走る」は、非常に強い表現なので、使う場面には注意が必要です。
親しい友人との会話など、カジュアルな場面で使う場合は問題ありませんが、目上の人やフォーマルな場面では、避けた方が無難です。
また、「虫唾」という言葉には、「卑劣な」という意味合いもあります。
そのため、相手を罵倒するような意味で使うのは避けましょう。