「雄弁は銀、沈黙は金」とは、雄弁であることは価値があるが、沈黙すべき時を心得ていることはさらに価値があるという意味の諺です。
意味
「雄弁」とは、話すことが上手なことを意味します。
「銀」は、価値のある金属ですが、「金」ほどではありません。
つまり、この諺は、話すことが上手であることは価値がある ということを認めつつも、沈黙すべき時を心得ていることの方がさらに価値がある と言っているのです。
使い方
「雄弁は銀、沈黙は金」は、以下のような状況で使われます。
- 議論の最中に、つい感情的になって話してしまう人に対して
- 自分の意見を主張しすぎる人に対して
- 聞き上手な人に対して
例文
- 熱くなって議論する前に、まずは冷静になって「雄弁は銀、沈黙は金」を思い出そう。
- あの人はいつも自分の意見ばかり主張するけど、「雄弁は銀、沈黙は金」ってことを知らないのかな?
- 彼女は聞き上手で、いつも相手の話を最後まで聞いてくれる。「雄弁は銀、沈黙は金」を実践している人だね。
類義語
- 無言は金
- 沈黙は雄弁
- 寡黙は金
- 口は災いの門
- 禍は口より出づ
- 思慮分別
- 深慮熟考
- 沈思黙考
- 熟考する
- 慎重に考える
対義語
- 雄弁
- 口達者
- 饒舌
- 多弁
- 喋り好き
- おしゃべり
- 軽はずみな発言
- 思慮浅慮
- 無謀
- 軽率
補足
「雄弁は銀、沈黙は金」は、古代ギリシャの哲学者であるピタゴラスの言葉が起源とされています。
現代社会では、情報発信が重要視される傾向がありますが、沈黙 もまた重要なコミュニケーション手段であることを忘れてはいけません。
状況に合わせて、話す と 沈黙 のバランスをうまく取ることが大切です。
参考URL:
雄弁は銀、沈黙は金 - Wikipedia