「溜飲が下がる」 とは、長年溜まっていた不満や怒りが解消されて、気持ちがすっきりすることを意味する慣用句です。
語源
「溜飲」とは、本来、不消化の食物が胃にたまって、酸っぱい液が出てくる状態 を指します。
これが転じて、長年溜まっていた不満や怒り を表すようになりました。
使い方
「溜飲が下がる」は、以下のような状況で使われます。
- 長年恨んでいた相手に復讐を果たしたとき
- 裁判で自分が正しいことを認められたとき
- 努力が実って目標を達成したとき
例文
- 彼は、長年いじめを受けていた相手が転校したことで、ようやく 溜飲が下がった ようだった。
- 彼女は、裁判で無罪判決を勝ち取り、 溜飲が下がった と語った。
- 会社員は、念願だった昇進を果たし、 溜飲が下がった ようだった。
類義語
- 胸のつかえが取れる
- 溜飲を下げる
- 溜飲を晴らす
- 恨みを晴らす
- 鬱憤を晴らす
- 気持ちが晴れる
- すっきりする
- 爽快になる
- 気分が良い
対義語
- 溜飲が上がる
- 憤りを感じる
- 怒りを感じる
- 不満を感じる
- 恨みを持つ
- 鬱憤が溜まる
- 気持ちが晴れない
- すっきりしない
- 気分が悪い
補足
「溜飲が下がる」は、ポジティブな意味合い で使われることが多いですが、場合によっては、復讐心や恨み を表す言葉として使われることもあります。
文脈に合わせて、適切な意味合いで使うようにしましょう。