「流れに掉さす」は、状況・傾向に乗って、ある事柄の勢いを増す行為をすることです。
読み方
- ながれにさおさす
由来
「掉」は「棹」の異字で、船を漕ぐための長い柄のことです。
本来の意味と誤用
本来、「流れに掉さす」は、船頭が棹を使って船を水流に乗せて勢いを増すことから、「傾向に乗って、ある事柄の勢いを増す」という意味で使われていました。
しかし、近年では誤って「傾向に逆らって、ある事柄の勢いを失わせる」という意味で使われることが多くなっています。
例
- 新しい流行を取り入れることで、事業の勢いを「流れに掉さす」ことができる。
- 彼は、世の中の流れに逆らって、独自の道を歩んでいる。
類義語
- 追い風に乗る
- 波に乗る
- 流れに乗る
- 時流に乗る
- トレンドに乗る
- 機に乗る
- 勢いに乗る
- 好機に乗る
- 時機に乗る
- 機会に乗る
対義語
- 逆風を受ける
- 逆波を受ける
- 逆流に逆らう
- 時流に逆らう
- トレンドに逆らう
- 機に乗れない
- 勢いを失う
- 好機を逃す
- 時機を逃す
- 機会を逃す
補足
近年、「流れに掉さす」が誤って使われることが多いため、注意が必要です。
本来の意味と誤用を理解し、状況に応じて適切な表現を使うようにしましょう。