「猫を被る」とは、本性を隠して、おとなしそうに見せかけること。
意味
本性を隠して、おとなしそうに見せかけること。また、知っていながら知らないふりをすること。
由来
猫は普段は大人しくおとなしそうに見えますが、いざという時は鋭い爪を出して攻撃することもあります。このことから、猫を被るという言葉が生まれました。
使い方
「猫を被る」は、以下のような状況で使われます。
- 本性を隠している人
- 何か企んでいる人
- 自分に都合よく振る舞う人
例文
- 彼は、いつも猫を被って、周りを騙している。
- 彼女は、猫を被って、先生に気に入られようとしている。
- 彼は、猫を被って、本当は嫌なのに、手伝いを申し出た。
類義語
- 狐を被る
- 狸寝入り
- 知らん顔
- 知らぬ顔
- 知らんぷり
- 知らぬふり
- 知らん顔をする
- 知らぬふりをする
- 知らん顔で
- 知らぬふりして
対義語
- 本性を表す
- 正直になる
- 素直になる
- 本音で話す
- 腹を割る
- 心を許す
- 打ち解ける
- 本心をさらけ出す
- 本性を現す
- 本性を見せる
補足
「猫を被る」は、ネガティブな意味 で使われることが多いです。
本性を隠して人を欺いたり、自分に都合よく振る舞ったりする人を表現するときに用いられます。